凄まじい質のデータがあったから|ベンチャー取締役がユーティルを選んだ理由
DX領域のNo1プラットフォームを目指し、Webに関する相談カウンター「Web幹事」やシステムに関する相談カウンター「システム幹事」を運営している株式会社ユーティル。現在ユーティルでは一緒に働くメンバーを募集しています。
今回は、ヘルステックベンチャーの取締役からユーティルに転職した水野さんにインタビュー。ユーティルを選んだ理由や可能性、求める人材について話してもらいました。
■スーパーの鮮魚コーナーからリクルート→DeNA事業責任者→メディカルノート取締役→ユーティル
──早速ですが、自己紹介をお願いします。
2023年10月に入社しました、水野玲生と申します。ユーティルで事業開発部長として働いています。
──ユーティルに入社するまでの経歴を教えてください。
高卒で大学に行っていないので、18歳から働き始めました。最初の5年間はスーパーの鮮魚コーナーで働いていました。
当時は何も考えずに就職しましたが、周りの友人たちがちょうど大学を卒業して就職し始めた頃、同級生たちとの話題の乖離を感じるようになり、漠然と「まずいぞ」と思ったんです。とにかく社会を知らなさすぎたので、幅広く業界を知ることができそうなリクルートの求人領域の営業に転職することにしました。
リクルートでは5年ほど営業として業務に携わり、後半はメンバーを持ちマネジメント業務も行っていました。その中で、当時はITベンチャーの走りの時期だったのでベンチャー企業にもたまに営業に行っていたのですが、おしゃれなオフィスで楽な格好で働いていて「いいな」と感じたんですよね。なので、次はSEO対策やセルフマーケティングを行うベンチャーに転職しました。
ベンチャーでは、好き勝手にいろいろなことをやらせてもらい、部署を立ち上げたり、プロダクトを作ったりしていました。ただ、取引先の企業の商品についてオンライン上でマーケティングをする手伝いがメインの業務だったのですが、行っていくうちに「プロダクトを持ちたい、自分で作りたい」という欲求に駆られまして…。
SEOの知識はあるけれど開発はできないので「メディアだ」と思い、次の行き先はDeNAに決定。当時バーティカルメディアを10個の領域で同時に立ち上げるプロジェクトが実施されており、そのうちのライフ・マネー領域の責任者として転職しました。
その後メディアや事業は順調に成長したのですが、事業全体を閉じることになり、転職を決意。メディカルノートに転職することに決めました。
──かなり領域が多岐に渡っていますよね。
そうですね。もともと学歴がない中で、自分のキャリアをどうやって伸ばしていくかを考えたときに、一つは興味軸もありますが、より中心的なものとしてシンプルに、
・より未知の領域であること
・より難しそうであること
この2つの軸がありました。こうすることで、自分自身も成長できるし、キャリアやケイパビリティの幅も広げることができると思っていました。
──と言いつつも、各企業に平均5年は在籍されていますよね。それはどうしてですか?
何年いようとは特に決めていないのですが、根本的に僕は「何がしたい」が強くないので、与えられた環境の中で自分の市場価値を上げていくか、出来ることを増やしていくかの一点に集中していたのだと思います。
どの企業でも、1年目は領域や事業の解像度を上げることに注力して、2年目以降で事業成果によりコミットしていくという流れですが、その一区切りが5年という時間なのだと思います。
また、入社時点では自分も会社もお互いに必要性が高い状態ですが、時間が経つことで双方が成長していくことでその要件が乖離していくことがあるんだと思います。嫌いになるわけではないんですが、お互いよりよい選択肢がでてくるという感じで、それが自分の場合5年という時間なのかなと振り返って感じています。
■「もしかしたらめちゃくちゃ可能性があるんじゃないか」
──さまざまな経歴を経てユーティルを選んだ理由は何だったのでしょうか?
前職を退職後、遊び呆けながらも転職活動は行っており、いろいろな会社と面談をしました。正直なところ、ユーティルは最初“マッチングサービスのような比較サイト”という認識だったので、面談のオファーも「結構です」と断っていたんです。
ですが、別のエージェントの方から「事業は一旦置いておいて、岩田さんという社長が面白いから一度話だけ聞いてみて」と言われ、会うことにしました。そこでよく話を聞くと事業についても「確かに面白いかも」と思ったんですよね。
そして、マッチングサイト自体の存在は知っていたし、ビジネスモデルも何となく理解していましたが、あえてテックタッチに振っていないと聞いた時に「それはこの事業を行う上で芯を食っているな」と感じました。
中小企業から月に約1500件の問い合わせが来ていること、それを40人くらいで全部捌いていることを知り「待てよ、これってもしかしたらめちゃくちゃ可能性があるんじゃないか」と。
この規模で毎月1500件の顧客接点を持てているところはなかなかレアですし、それはオペレーションが秀逸だからなのだろうと想像ができました。そして、中小企業は経営者が出てくることが多いので、経営者1500人と毎月会話できる機会があり、そこをWebフォームではなく人がヒアリングしているため、「もう少しこういう情報を取りたい」とリクエストすれば実現できるわけです。やり方によっては可能性が広がるなと興味を持ち、入社を決めました。
──領域や登り方、いろいろな面から可能性を感じたんですね。
そうですね。ただ、登り方に関しては、登れるか登れないかはプランも大事ですが、一緒に登るチームが重要だと考えています。
事業を進めていく上で、戦略やアセットはとっても重要だと思いますが、それ以上にチームが重要なのだと思っています。秀逸な戦略があってもチームが機能しなければうまく事業をつくっていくことはできないと思います
ユーティルは、これからそこを構成するフェーズであることがひとつ良いなと思ったのと、岩田さんと話した時に、ここまで「こと」に向かうことに対して純度の高い人はいままでいなかったです。
チームを作る上で人間関係は重要ですが、時にはことに向かうことと、人間関係を構築することがコンフリクトして天秤になってしまう状況もあると思います。
ただ、岩田さんと話してみて、その可能性はかなり低いと感じました。
僕自身は、自分の今のポジションがこの瞬間他の人の方が適任だと思えば変わりますし、究極「岩田さんがCEOじゃないほうがいいかも」と感じたタイミングがあったらそれを素直に言えますし、岩田さんも「確かにね、そうしようか」と変わられる気がするんです。そこのコトに対する純粋さをお会いして感じました。
──特にどんなところに面白さを感じましたか?
今の事業が会社のゴールではないというのは面白さだと思います。「最終的にやりたいことではない。これで終わるつもりはないけれど、次が無くて困っているからやってくれない?」というオーダーに惹かれました。
僕が転職する際、共通して全ての企業に「直近1〜2年で解決したい事業課題、経営課題は何ですか?」と訊いてきました。それを自分が何とか出来そうと思えないところには絶対に行かないようにしているんですよね。
ユーティルには、現状これだけの武器があり、目指したいところもある。「“何もない”と言うけれどこれだけあるじゃん!」と率直に思いましたし、そこが非常に魅力的に映ったのだと思います。
■良い循環を生み出せる下地が十分にある
──今の事業、体制をどう活用していこうなど、立てている仮説はあるのでしょうか?
具体的には話せませんが、仮説はあります。
例えば、システム開発をしたいと問い合わせが来た際、1件あたり業者を3〜5社ほど紹介しているので、一人に対して基本的には3つの見積もりが出るわけです。「これがしたい」という生の声をデータにした時に1500件あることがそもそもすごいことですよね。
1年間となると、数万件の中小企業の要望と、それに対するベンダーが出す見積もりが全てデータとなって蓄積されます。その情報をデータベースとして、さらに新たに投資を考えている中小企業の人たちにプロダクト的に提供できたらとても強いと思うんです。
「同じ投資をしようとしている企業はどれくらいあるのだろう」「その中でもどうしてこの見積もりを選んだんだろう」という情報が知れることは、発注者側にとって大きな判断材料になると思います。
一方のベンダー側も、発注者の最終的な目的を検索ログと共に知ることができたら、よりWANTに寄り添ったプロダクトの訴求ができますよね。
中小企業の投資の精度を高めることで、発注者の満足度もベンダーの満足度もユーティルへの満足度も上がる。そういった良い循環を生み出せる下地が、今十分にあるのではないかと考えています。
■「本当に全部言えていますか?」と問いたい
──会社がこれから5年10年と大きくなっていくフェーズのために、ユーティルがどんな人を求めているのか。そしてどんな人だとユーティルで活躍できると思いますか?
今、僕を含めて役員クラスの人たちは4〜5名ほど働かせてもらっているのですが、ハイレイヤーという意味での共通点で言うと、遠慮がありません。マナーや礼儀はもちろんありますが、まだ人間関係がそれほど出来ていなくても「それは違くないですか?」と言ってきますし、それが大事だなと感じています。
これを読んでいる方に「本当に全部言えていますか?」と問いたいです。
重要な役割を担うポジションに就くと、そこには様々な人がいます。自分よりも圧倒的に能力の高い人やこれまでの実績を有する人もいます。
また役割として、CEOや場合によっては会長のような方がいて、ボードチームの中にもヒエラルキーが存在することも多くあると思います。
これは自分自身の過去の反省と課題でもあるんですが、そんな中でも遠慮することなく自分の意見を主張し続けるというのは簡単なようでかなり難しいことだと思います。
ただ、それができないのであれば、仮にその事業の当事者として成果を出せたとしても、それは究極的には自分の成果ではないのかなと思います。
本当の意味での自分自身の意思がなく、周囲の意思の寄せ集めなのであれば、成功してもあまり再現性がないですし、失敗しても、そこからの学びは限定的になります。
その中で自分を成長させていくことを考えたときに何よりも重要なのは、やはり意思をもってアウトプットしていくことでしかないのかなと思います。
もし今の環境でそれが難しいと感じている方がいるのであれば、ユーティルには非常に面白いアセットに加えてそれがありますし、それを大切なことととらえて今後もチームつくりをしていくので、是非興味をもって頂けると嬉しいです。
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