ユーティル代表・岩田が2023年を振り返る

       
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明けましておめでとうございます!ユーティルの2024年1本目は昨年に続き、代表岩田の記事です。

DX領域のNo1プラットフォームを目指し、Webに関する相談カウンター「Web幹事」やシステムに関する相談カウンター「システム幹事」を運営している株式会社ユーティル。現在ユーティルでは一緒に働くメンバーを募集しています。

今回は、岩田さんに2023年の振り返りと2024年に向けての抱負を話してもらいました。

2023年の成果を教えてください!

資金調達、戦略のブラッシュアップとその共有、幹部層の採用ですかね。

①資金調達

やっぱり資金調達ってとても大事で、お金がないと何もできないっていうのもあるし、後半のデットファイナンスはほとんど藤原さん(経営管理部長)がやってくれたので、僕の方ほぼほぼ何もしてないんですけどね(笑)

総額で5億円近い軍資金ができたのは、他のものに比べてインパクトは大きかったかなと思います。でも、5億円は「はした金」でもあります。まだまだこれではミッションを実現するには全然足りない。より大きな資金調達をできるように、この軍資金を使ってしっかり伸ばしていくのが大事だと思っています!

②戦略のブラッシュアップ・共有

2つめは「会社としてどこを目指して、どういう山の登り方をするのか」というアウトラインを議論して、決めて、伝えたこと。これまでで一番やった。部長以上には週半日以上時間をとってもらって、議論してきました。これでだいぶみんなの解像度は上がってくれたかなと感じています。

まだまだ不十分ではあるものの、他のメンバーにも伝播するきっかけにはなっていくかなと。会社全体を次のフェーズに変えていかなきゃいけないってときにインパクトのある施策だったかなと思ってます。

③幹部層採用

採用も大きかったです。やっぱり藤原さんや水野さん(事業開発部長)とか経験豊かな方々が入社してきてくれて、それだけでも少し空気感が変わるというか。
そういうところも含めて、会社全体が変革期にあって変えていくときに「どれだけ会社が変わりうる材料だったか」が今回僕が考えるベスト123の基準かもしれないですね。

◾️2023年の反省点を教えてください。

成果が全てコーポレート系の施策だった

さっきの成果でお話しした項目、財務や人事系が多いんですよね。。。事業自体の進捗を見せなきゃ駄目だよねって大反省ですね。そうなった背景はシンプルな実力不足です。僕も組織も。

みんなの目線を合わせるのは苦労しました。今でも苦労してるんですけど(笑)

「視座として」の目線と「誰のためにやるか」という目線と2つあります。視座としての目線でいうと、例えば今事業部で走っている施策。あれって売上インパクト年間1000万円程度なんですね。でもあれを僕が発案してる時点でダメだよ。っていうのを理解してもらうことに、めちゃ時間が掛かりました。

文字面ならみんな分かってくれるんですよ。でも本当にそうだなって腹落ちしてもらうまでは時間がかかる。一定理解してくれる人がポツポツ出てきてくれて、彼らが引っ張って行ってくれることに期待してます。

最近、事業インパクト1000万級がヒット、1億超えたらホームランみたいな定義付けがされ始めてきて。これヒットだねとか、それホームランになるの、みたいな会話が会議で話されるようになってきているので、だいぶ変わったなとは思いますね。

もう一つは「顧客目線」でやろうね。ということ。これは24年から本格的に実践するんですが、誰のためにやるんだっけという目線。ここも23年の反省ポイントとして「顧客視点でこだわれてなかった」というのがあって。改めて「誰の何の課題を解決するのか」から議論していく必要がある。

この辺の「目線合わせ」が一番苦労したのかも、この1年で。それでも進捗率は20%くらいです。とにかくコミュニケーションを重ねて平仄を合わせるしかない。みんなで体現して常に意識し続けるしかないので、折に触れて話し続けていきます。

◾️2023年の一番のチャレンジを教えてください!

会社・事業としてのチャレンジ

やっぱり事業方針の変更ですね。(細かな詳細はまだお伝えできません>< 採用面談でお会いすることがあればお話しましょう!)

このままの延長線上に僕らのミッション達成はないなって思ったんです。一番思うきっかけになったのは資金調達です。資金調達の時って強制的に「外の世界」をたくさん見ることになるんです。実際、いろんな投資家からフィードバックをもらったり、その過程で経営者の先輩方とお話ししました。その時に「このままじゃダメだ」って強く思いました。

お金の使い方はじめ、大きく号令をかけたと思っているので、大きなチャレンジでした。。

※どんな事業方針をしたのか、どうビジネスモデルを変えていくのかは、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!

岩田さん個人のチャレンジ

これもやっぱり経営判断として事業計画を書き直して、ある種仕切り直し!作っていくビジネスモデルを変える!と意思決定したこと。その意思決定が僕の一番の仕事でした。

結果はまだ伴ってないので当然成果ではないんですけど、よくよく言われる「社長の仕事は意思決定」的なところから考えると、個人的には一番の舵切りでした。今の自分なりのベストを尽くしましたが、正解を選んだ感覚は正直、全然ないです。全然ないんですけど、意思決定って結局合ってるか間違ってるか分からない、A/Bテストも出来ない。

だからどれだけ悩んで、悩み抜いた先に決断した意思決定だったかというのが、その後の本気度に繋がると思っています。すごくつらかった以上この選んだ選択肢を正解にする他ないと、どれだけ本気で思えるかが大事。

そういう意味では、本当にやるのかとかはもう死ぬほど考えたし、絶対正解にすると覚悟してます!

Web幹事を立ち上げた時なみに気合い入ってます(笑)

ー そういったファイナンスや意思決定に際し、どこから刺激を得ているんですか?

同じ経営者でもグロース市場に上場している役員の方とか、未上場でもかなり知名度の高いCXOをされている方とか。一歩二歩先を走っている先輩方の背中を見るようになった1年でもあります。

これまでは割とGoing my wayだった(笑)

そういう先輩方との引き合わせをたくさんして貰えたというのもあります。これは渡邉さん(KUSABI/Utillのリード投資家)が結構意識をして僕にやってくれました。

結果、良い経営者とか、経営者の仕事って何なんだろうとか経営って何なんだろうみたいなのは、これまでで一番飛び抜けて考えましたね。

◾️2023年頭に見えていた未来と想定外だったことを教えてください。

ほとんど全てですかね(笑)

想定が甘かったっていう気はしますね。足元の想定も未来の想定も。例えば足元でいうと「結局顧客ターゲットってどこだっけ」「どういう中小企業の何を狙うんだっけ」などはまだまだふんわりしてる。

未来でいっても「10年後の中小企業ってどうなるか?どうすべきか?」のところはもっと考え抜かなきゃいけない。

この2つって、1本の線で繋がってなきゃいけないですけど、足元の点もふわふわしていれば未来の点もまだふわふわしている。この辺の解像度が上がってくると、もっと未来予測というか想定していた世界が実現していくのだと思っています。

ここは今みんなで意識して解像度をあげているところなので2024年は大きく景色が変わるとワクワクしています!

2024年以降の意気込み

23年で「向こう2年でビジネスモデルを変革する。会社のフェーズを変える」って宣言したので、明確に「勝負の年」です。

とにかく事業を伸ばすのが大事。顧客のペインを解決するのが大事。そのためにできることは多少効率が悪くても何でもやるって決めてます。

本気でいろいろジタバタしてると何かしら引っかかるんじゃないっていうのはやっぱりあって、良い想定外をどう起こしていくかは自分の中の本気度とかコミットメント。そしてそれをいかに内外に伝えていくか。

熱狂してくれる人が増えると会社も大きくなっていくし、そういう循環をどれだけ作れるか勝負ですね。

ー 今のユーティルに何か付け加えられるなら、何を加えたいですか?

一番は「何をする会社なのか」ミッションを軸にして視座をあげること。

僕らが掲げているのは「日本中の中小企業をデジタル化する」なんです。この領域って大海原なんですよね。でもまだその隅っこで小さくやってる感じ。

本当に「日本の中小企業の方々にデジタルを使いこなしてもらうためにどうするか」という視点で、大海原をみて縦横無尽に泳げるようにならないと。そのためには5年後10年後、中小企業をとりまく環境ってどうなってるか?・どうすべきか?とか解像度を高めていく必要があります。短期も長期も。

逆に言うと最低限のアウトラインはようやく作れたから、これにリアリティや手触り感を持たせていくために、ちゃんとお客さんに向き合うっていうところにまでは来れたかなって感じですかね。そしてそのための軍資金も揃った。色々やれそうでワクワクしてます。

しかし振り返って、今回のいろんなものを変えていくっていう一番の元になった「このままだと、ミッション達成できない」っていうこの現象が起きていること自体が、僕は経営者として失格だなと大反省です。

でもここからは逆襲というか、逆転というか(笑)

「ネガティブに捉えてポジティブに動く」タイプなので、ひとしきり反省した後はどうするか。見方によっては大きく事業をステップアップさせられるチャンスでもあるので、すごくポジティブに捉えています。

ー 岩田さんは自分にストイックな印象が強いんですが、意識されてるんですか。

経営者やってると「天気すら自分のせい」と思うようになりますよ(笑)

だから「人事を尽くして天命を待つ」感覚です。人を変えるよりも、自分が変わった方が早いと思うし、自分の視座をまず変えてからこれを人にどう伝えるかだと思う。そういう意味では、自分のことしか考えてないかもしれないですね。

他責で勝ててる人もいっぱいいるかもしれませんけど、でも長期で勝ち続けられるのか分からない。自責で仕事しようと言うからには、自分が一番自責ということで(笑)

これまで以上にストイックに「事業を伸ばす」ということに向き合わなきゃと思ってます。会社として次のフェーズにいかなきゃ。

ー 頭の中でカチッて音がしたとか?

した。なんかギアの入れ替わる音がした。自分としても会社としてもギアが変わるなあと。

繰り返しですが、軍資金も得た・山の登り方のアウトラインも描いた。「あとはやるだけ!」って感じです。

ー 最後に改めて意気込み、お願いします。

とりあえず2024年以降に向けては、最低限はできたかなとは思います。だからこそ、2年本気でやって駄目だったら引退しようぐらいの気持ちでやらなきゃいけない。

2年ってベンチャーが何かを成すには十二分な期間なんですよ。ベンチャーって1年から2年で資金調達が次のラウンドに行くわけですが、ラウンドが変わっていくというのは明確に会社のフェーズが変わったってこと。2年で何らか一定フェーズが変わったねっていう形にたどり着けてないと駄目だなって感覚があります。

でも今この瞬間、2年間でこれをやるから明確にフェーズが変わりますっていう確証はないんですよ。だから何も確たるものがないけど2年後にそこまで変えれなければ、ダメスタートアップ経営者としての烙印を押されるっていうことだけは決まってるんです(笑)

「じゃあどうするんだ!」っていう話になるんで今ヒリヒリしてる感じ。でもそれって、チャレンジだからとてもポジティブ。これを乗り越えられれば、フェーズが変わってるっていうことなので。

Web幹事を立ち上げる時に「これダメだったら、就職だな」と退路を断ってやっていた時くらいヒリヒリしてます。それくらいのチャレンジ。

色々お話しましたが、「様々なことを変えてチャレンジしてきたこと」が24年の終わりには正しかったよねって言えるよう邁進していきたいと思います!

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