ユーティル代表・岩田が2022年を振り返る

       
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明けましておめでとうございます!ユーティルの2023年1本目は代表岩田の記事です。

DX領域のNo1プラットフォームを目指し、Webに関する相談カウンター「Web幹事」やシステムに関する相談カウンター「システム幹事」を運営している株式会社ユーティル。現在ユーティルでは一緒に働くメンバーを募集しています。

今回は、岩田さんに2022年の振り返りと2023年に向けての抱負を話してもらいました。

■メンバーも売り上げも倍に

──2022年一番の成果を教えてください。

いろいろな人が入ってきてくれて「会社になってきたな」という部分が、振り返ってみると一番大きな成果かなと個人的に思っています。現在メンバーは40名弱。2022年の年始は20名弱だった記憶があるので、倍になりました。

年商は、2022年の1Qは反省点も多かったのですが、後半はしっかり上げてきて、結果売り上げも倍になりました。

──人数が倍になり、売り上げも倍になったということは、新しく入ってきてくれた人たちが上手に活躍してくれたということで?

そうですね。ただ、やりたいことはまだまだあります。昨年の前半は黒字でしたが、後半は大きく投資をしたので。かなりのチャレンジといえるかもしれないですね。

■発想をガラリと変えたことが大きなチャレンジに

──2022年一番のチャレンジは何でしたか?

会社としてのチャレンジは、チャネルを大きく広げたり、部署を新設したこと。そしてお金の使い方を明確に変えたことですね。

正直なところ、「投資家からお金を集め、資本市場で生きていく覚悟が足りなかったな」という反省があります。もちろん利益こそ評価されるべきみたいなところもありますが、そこの発想をガラリと変えたことが、事業面でのチャレンジでした。

マーケのチャネルをグッと広げ、インバウンドセールス・アウトバウンドセールス・パートナーセールスなどのチームを立て続けに作りました。それ以外にも営業部の中の営業企画や、コーポレートといった部署を新設したのも昨年だったので、その点はお金の使い先としてチャレンジだったなと感じています。

葛藤との戦いでしたね。手を出しすぎかなという思いと、将来のことを考えるとこのロールは必要だよなという葛藤の中で意思決定してきましたし、正直今も常に状況を見極めながら判断しています。

──大きなチャレンジは、岩田さん個人にもかなりストレスがかかりますよね。

ストレスは正直あります。これまでは常にプラスだった月次のPLが急にマイナスに変わるわけですから。最初は、それを見るだけでもストレスになっていましたが、最近は「ああ、今月もね」となってきて、良くも悪くも慣れてきました。それでもやっぱり、今までとは違う事業戦略は、今でも常にチャレンジングです。

──岩田さん個人としてはどんなチャレンジをしましたか?

個人的には、2022年は“人に伝える”チャレンジをしました。意識的にピッチに参加しようと思い、昨年は3つ出ました(Chatwork Collab Pitch、B Dash Camp、Monthly Pitch)。出るまでの過程で、「ユーティルの事業を分かりやすく魅力的に伝えるにはどうすればいいか」について、これまでで一番考えましたね。

ステークホルダーの数が増えても、僕のリソースは増えません。なので、僕からの発信の強さや効率を上げないと、多種多様な人たちに対して説明がつかなかったり、納得してもらえなかったり、気持ちよく動いてもらえなかったりするんですよね。なので、そこに力を入れなくてはとは感じていました。

分かりやすく人に伝えることを、個人としては一番意識して過ごしていた1年だったと思います。

あとは、“出来るだけ関わらないこと”もチャレンジでした。年始は20名程度だったので、月に一度全員と1on1ができていたのですが、倍になりもう限界だと(笑)。諦めてマネジャーやみんなに任せていこうと。

とはいえ、ただ丸投げするのではなく、任せる分、そこに伴う責任や要求をどう明確にしていくかの設計をかなり考えました。

──「関わらない」部分では、特にどのような点でチャレンジでしたか?

これまでは事業の最前線にいたので、引くってことが結構ストレスなんですよね。一切自分がタッチしない部分のクオリティやお客様の満足度が気になってしまって。それを良い意味で“気にしないこと”がチャレンジでした。

自分の働き方を変えなくては成立しなくなるフェーズに入ってきたので、その点は2022年の大きな変化であり挑戦だったと思います。

■「30人の壁」に苦労もISチームは期待以上の結果に

──2022年、思ったよりも上手くいったことはありますか?

そもそも、思ったより上手くいったという発想をそんなにしないんですよね。ビビりで保守的で、ROIみたいなものを意識して動くので、僕にとっては「思ったよりも上手くいったこと」も、それはそれで読み違いなんです(笑)。

とはいえ、数字的なところであえて言うと、ISチームを立ち上げて「年末にこういう体制や数字を作っていきたい」と5月あたりにリクエストしていたものをしっかり11月に作ってくれたので、そこは期待以上、想像以上でした。

──反対に、難しかったことはありましたか?

「30人の壁」です。僕自身が未経験の話なので、初めてのことだらけで未熟さを痛感しましたし、正直、みんなの言う「30人の壁」を意識して年始から備えていたのですが、それでも壁を感じました。避けては通れないものなのかなと思います。

あとは、役割の変更。僕だけではなくマネジャーもメンバーも全てが新しいことにに取り組みました。

会社としてのステージやギアが変わっていくので、みんな変わらなければいけないけれど、変わること自体、やはり人間にとってストレスなわけですよ。そのストレスとどう向き合っていくかが個々人のテーマになってくるし、会社のテーマにもなっていくのではないかなと思っています。

※2022年春に刷新された7つのバリューの1つ目は「課題を歓迎しよう」で、メンバーにも人気です。

■2021年と比べて解像度のレベルが格段に上がった

──岩田さんは元々上場やそれ以降も考えられてきたと思いますが、2022年の頭に見ていた未来と現在とではどのような違いがありますか?

解像度の変化です。多くのベンチャーが上場までしか事業計画を引いていないなど、「上場がゴール」と言われる状態に陥りがちですよね。

僕自身は、良くも悪くも上場は通過点、とはずっと言ってきていましたが、具体的に2030年までのプランを引いたことで、プランの過程の「このタイミングで上場したい」ということも含め、事業を主軸に上場や会社のフェーズの変化を考えられるようになり、解像度が上がりました。

ずっとぼんやりと断片的にあった「こういうことをやりたい」を自分の中で体系化し、いわゆる一般的に言われる“中期経営計画”を資料にしたんです。自分の解像度が上がったのはもちろん、それを他のメンバーに伝える点でも、2021年と比べて格段にレベル感が上がったなと感じています。

■「事業を大きくして社会への提供価値を上げていくこと」をベースに2023年も進んでいきたい

──2022年を振り返っての率直な感想を教えてください。

山あり谷ありいろいろありましたが、それも楽しめないと向いていないと思うので。全てが思うように進んだらつまらないですし、むしろ怖いですもん。

2022年も楽しかったです! 毎年勝負だし、昨年もいろいろあったし、楽しかったし、今年も頑張ろうという感じですね。

──最後に、2023年の意気込みをお願いします!

今年もいろいろあるんだろうなとは今から思っています(笑)。それを楽しみながらチャレンジを続けていくという点では、やることは変わらないなと。

「事業を大きくして社会への提供価値を上げていくこと」が全ての根本にあり、組織づくりや資金調達はそれを達成するための手段だと思っているので、「我々が何者でどこへ向かうのか」という部分はブレずに、2023年も進んでいきたいなと思います。

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