CEO Message

代表メッセージ

ユーティル代表の岩田は、どのような思いを持って事業を立ち上げ、
どんな世の中を実現したいと考えているのか。
過去の経験と未来への展望を語ってもらいました。

岩田プロフィール

京都大学経済学部卒業。2012年に新卒で株式会社ジャフコに入社。入社から3年間投資部に配属され、数億円単位のベンチャー投資事業に従事。2015年4月株式会社ユーティル設立。設立より3年間は、様々な規模の企業50社以上のWeb制作・マーケティングを手掛ける。制作時代に感じた「業者の選定」の課題を解決すべく2018年ホームページに関するオンライン相談窓口「Web幹事」をローンチ。

“そもそも論”の課題を解決するために「Web幹事」の立ち上げへ

まずは、岩田さんのこれまでの経歴を教えてください

新卒でベンチャーキャピタル業界の株式会社ジャフコ(現:ジャフコ グループ株式会社)に入社し、3年間ベンチャー投資に携わっていました。その経験の中で「自分でもベンチャー企業をやってみたいな」と思いを抱き、起業をした形です。

そもそも、ベンチャーキャピタルをファーストキャリアに選んだのはなぜだったんですか?

実はそこは偶然のご縁でして。元々は外資系の投資銀行を目指して就活をしていたのですが、全部落ちてしまったんです。京都大学だしどこかひとつは引っかかるだろう……と高を括っていたのですが、何社か受けて全落ちするという痛い目に遭いました。

そこで「これはいかん」と。真面目に就活しなきゃ!と(笑)最初からそうしとけという話なんですが…(笑)

ジャフコは、真剣に就活に取り組み始めた頃にたまたま知った企業でした。金融系に興味があったので調べていた中で、リクルーターの方にお世話になり、そのまま拾ってもらったという経緯です。

ベンチャーキャピタルという仕事はその時初めて知ったのですが、ベンチャーに入り込んで企業成長を肌で感じられるのが面白そうとおもって入社を決意しました。

なぜVCから起業を選んだんですか?

「これ!」という強い引き金があったというよりは、次第に起業に傾いていったという感じです。VCでは投資先を見つける過程でさまざまなベンチャーに出会います。ガンガン成長しているフェーズの会社から、来月生き延びるのがギリギリ…という会社まで。ただどんな境遇であれ、ベンチャーの社長は共通して「楽しそう」だったんです。

一方で当時自社は大手町の金融街にオフィスを構えていて。まわりはみんな高給とりの金融マンばかりだったんですが、目が死んでいたんですよね。(笑)このコントラストがとても印象的で。どうせ仕事するなら楽しく仕事したい!と思って起業を選びました。

起業し、ユーティルで最初にWeb制作を手がけたのには何かきっかけがあったんですか?

VCでは、さまざまな業界を広く浅く見るのが基本。どこか決まった業界の課題を自分が肌感で持っていたわけではなかったので、どんな方向性で起業をするかはかなり悩みました。

ですが、考えている途中でジャフコを辞めてしまったので、「とりあえず稼がないと」という状態になり(笑)。これからの時代は何をするにしてもIT・Webが主流だと思ったので、最初はホームページやWeb系のシステムの受託開発事業でスタートしました。

そこから現在の事業にシフトしたのはなぜですか?

受託開発をしている過程で耳にした課題がきっかけです。ホームページやシステムをどういう風に作っていくかよりも、「そもそもの相場が分からない」とか「受託開発のベンダーが多すぎて違いが分からない」という“そもそも論”の課題がほとんどだったんです。それなら、その課題を解決できるサービスを作った方が良いかなと。

とはいえ、すでにそういった「マッチングサービス」は存在していました。うちもユーザーとして利用していたのですが、正直マッチングの質があまり良くなく……。競合に勝てる方法を考え、自分たちが得意なWeb領域から、領域特化型マッチングサービスを作ったらどうかと思いスタートしたのが「Web幹事」です。

現状「Web幹事」は既にモデルが完成されていますが、スタートから大きな変化はありましたか?

最初からモデルとしてはあまり変わっていないです。当初から、コンテンツマーケをとにかく頑張り、そこで集客の柱をまず作ろうと考えていました。

最初は提携している制作会社さんが少ないので、紹介できる確率は当然低かったのですが、来てくださったお客さんの話を丁寧にヒアリングし「紹介はできないけど、こういう会社に頼んだ方が良いよ」ということをとにかく伝えていましたね。

少しずつ制作会社さんの数が増えてきたことでマッチングの確率がアップし、それに伴い売り上げが立ち始めましたが、根本はそれほど変わっていません。

意外とみんな困っていることを再認識

「Web幹事」というサービスを提供する中で、制作・開発受託の時とは異なるインサイトを得ていったと思います。事業を展開する中での気づきや面白いことはありましたか?

「意外とみんな困っている」ということを再認識しました。

サービスをスタートした当時は周りから「いまさらWeb屋のマッチング?」「しかも人力で?」「マーケット小さいよね」など色々言われましたね(笑)

「確かに。でも困ってるお客さんがいるなら、それでも良くないか?」と思いながら事業を進めていました。もちろん自分なりの仮説もありましたが…。しかし、市場調査を通じて想像していた以上に実際に困っている人が多いことに気づけたので、それは良かったと思います。

同時に、Web制作会社だけの話ではないということも感じました。それが「動画幹事」「システム幹事」と領域を広げてきたことに繋がります。結局のところ、発注という手続き全体に同じような課題を持っている方がたくさんいることにも気がつきました。

「なら全部やってしまおう。デジタル化をまるごとお手伝いしてしまおう。」とサービス領域を広げていってます。

“Web制作会社のマッチング業者”から“中小企業のデジタル化をお手伝いする企業”へ

今後の事業計画について教えてください

今のユーティルは、“Web制作会社のマッチング業者”という見られ方をしていると思いますが、そうではなく、社内では“中小企業のデジタル化をお手伝いする企業”という風に定義しています。そして、そこをコアにした時に何ができるかを考えてやっていくのが、これからの事業計画。

向こう3年で、Webマーケではなく採用や営業といったさまざまな領域でデジタル化はより進んでいくと思います。そのいろいろな領域のデジタル化を総合支援するDXカンパニーを目指します。

具体的に言うと、単発のマッチングだけではなくその後の運用・メンテナンスもそうですし、営業DXなどこれまでとは違う部分のお手伝いもできるようにならなくてはいけない。扱っている領域と、お付き合いできる長さをもっと広げていく部分に着手していこうと考えています。

なぜ「中小企業」なのでしょうか?

シンプルに、日本の99.7%を占めているのが中小企業だからです。

そして、DXは現状、大企業のものになってしまっているから。言い方は雑ですが「町工場のおっちゃんもデジタル化の恩恵を授かれるようにする」「それを×400万社する」方がよっぽど世の中が変わると思うんです。

中小企業がデジタル化すれば、そこで働く人たちの「働き方」も変わる。働き方がより豊かになれば、その人たちの人生もより豊かになる。

デジタル化を進めることで、より豊かに暮らせる人を増やせる。僕らが掲げているビジョン・ミッションや会社としての存在意義にも繋がってきます。

ゆくゆくは「経営を自動化」するプラットフォームを実現したい

今後、メンバーが増えてきたらどんなことを実現したいですか?

向こう数年でデジタル化の総合支援を行う企業を作り、そのうえでの話になりますが、さまざまな中小企業の「経営を自動化」できればいいなと思っています。

いろんなものがデータ化・情報化されるなかで、この数年でさまざまな経営情報がデータ化されると考えています。大企業はすでにそうなっていると思いますが、その波が中小企業にもくる。

日本中の中小企業の経営情報がデータ化されれば、その情報を解析してある程度の最適解みたいなものを作れると思うんです。経営のセオリーというか。経営って一番大事なのは、もちろん「ビジョン」とか「想い」であって。それより下の戦略とか戦術は手段になるので、より洗練された手段をレコメンドできれば、よりビジョンの実現に近づきますよね。そういう流れを生み出したい。

今やってるマッチングも「戦術の最適化」なんです。企業がWebやシステムへ投資をするという戦術をとる時に「最適な選択肢はこれですよ」というレコメンドをしている。これをもっともっと高い次元でやっていきたい。

そうすれば、そこで働いてる人はより「ビジョンに近いところ」で仕事ができたり、「自分しかできないこと」に集中できる。ユーティルを通してそういう世界観を作りたいと思っています。

実現するためには、数百人どころか数千人くらいたりませんね(笑)だから一緒に実現してくれる人を一生懸命探しています。そういう人がこのページを読んでくださり、興味を持ってもらえると嬉しいです!!

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