ビビリで心配性な性格をフル活用して、会社経営している社長の話をします
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ビビリで心配性な性格をフル活用して、会社経営している社長の話をします

こんにちは、業務委託社員の中山です。

本日紹介するのは、ユーティル代表の岩田さん。「代表」とか「社長」って肩書の人は、神経が図太く、さぞかし豪放磊落(ごうほうらいらく)なキャラクターの持ち主って思い込みがあるかもしれませんが、じつはかなりの「ビビリ&心配性」なんだそうな。

一見、会社経営者っぽくない性格を、いかにして経営やチーム作りに生かしているのか?について話してもらいました。

登場人物

<岩田>
株式会社ユーティル代表。2012年に新卒で株式会社ジャフコに入社。入社から3年間投資部に配属され、数億円単位のベンチャー投資事業に従事。投資先の発掘〜精査〜投資〜価値向上に一貫して従事。2015年4月株式会社ユーティル設立。

社内の業務の改善や効率化を目指して妄想するのが好き。「どうすれば半分の時間で、同じクオリティのアウトプットを実現するか」とか「どうすれば、よりクオリティの高い仕事ができる仕組みになるか」などを考えてばかりいる。

<中山>
ユーティルの業務委託社員。コテコテのオッサン。
リモートワークで太ってきたのでダイエットに取り組んでいる。

ビビリで心配性だからこそ、人一倍努力して準備するタイプ

中山:経営者って、豪快で大胆で、リスクテイクを恐れない人が多い気がするんですけど、岩田さんもそうですか?

岩田:いや、じつはビビリです。心配性だし、人前でのプレゼンは今も苦手でして。

中山:学生の頃からそうだったんですか?

岩田:学生時代は、テスト前に「ぜんぜん勉強してないわ~」と言いつつ、ちゃんと勉強して準備してるタイプでした。ビビリだからこそ、入念に準備しておかないと不安で気がすまないんです。

中山:僕も心配性なので分かる気がする。家を出て5分歩いたところで、「あれ?家の鍵はかけたっけ?」って不安に襲われることはよくあるし(笑)。心配性は生来の性格だから180度変えるのは難しいと思うんだけど、岩田さんは克服しようとしたことはある?

岩田:自分で訓練してます。たとえば、仕事で不安に襲われたとして、一人ではどうにも解決できないこともありますよね?

中山:いくら思い悩んでも、事態が好転しないようなことってありますよね。

岩田:自分でコントロールできないことは、エネルギーのムダなので悩まないようにしています。悩むべきこと、悩んでも仕方のないこと、を正しく切り分けるよう、訓練してきましたね。

中山:ただの臆病者と岩田さんの違いってなんでしょうね。

岩田:性格は根本からは変えられないとしても、心のポジティブとネガティブのグラデーションをTPOに応じてうまく使い分けられるのが理想かな…。自分も臆病者なのは変わりないけど、臆病だからこそ入念に準備して、戦略練って、対策します。

どんなことにストレスを感じる?どう乗り越えてる?

岩田:ビビリな性格ではありますが、根は負けず嫌いです。自分と同じくらいの年の経営者が、自分より成果を出しているのを見ると、「ぐぬぬ…」って悔しい気持ちになりますね。

中山:岩田さんもそういうときはあるんだ。

岩田:持ち物の違いで悔しさを感じることはなくって、ブランド品とか高給車は瞬間的には「すごいな」とは感じますが、一瞬そう思うだけ。

中山:所有物じゃなくて、経営者としてどれだけ結果を出しているか…で比較してしまう、と。たとえば、気持ちが弱くなるときって、どう立て直しているんです?メンターとか相談相手はいるんですか?

岩田:いないです。寝て回復する!に尽きます。リフレッシュすれば脳も冴えてパフォーマンスも出ます。

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中山:超シンプルだ。

岩田:人に相談しても根本的な解決にはなりません。耐えなくちゃいけないとき、歯を食いしばらなくちゃいけない時期はあるもので、それを相談することで心理的なストレスは軽減できるけど、根本解決はできないです。

中山:でも、壁打ち相手を頼むことはあるでしょう?

岩田:もちろんです!専門的な知識を持っている方の助言を伺ったり、建設的なディスカッションをするための相談は、僕もとても大事にしています。

倒産したら、バイトでもなんでもすればいいだけ

中山:人一倍ビビリな岩田さんが、どうやって独立を決心したんです?会社設立時なんて、きっと不安に押しつぶされそうだったんじゃないですか?

岩田:それが、独立をリスクとは考えなかったんです。独立したのは25歳のときだったので、ぜんぜんやり直しがきく年齢ですし(笑)

中山:本当に?だって、倒産して無一文になるリスクもあるでしょう。

岩田:もしそうなったら、牛丼屋とかでバイトすればいいじゃないですか。飲食バイトならいつでもできるし、ガムシャラに働けば月20万にはなります。20万あれば、とりあえずは生きていけます。

中山:25歳で独身だと失うものはない……か。まあ、やり直しがきく年齢ですもんね。でも、結婚して子ども生まれた今はどう?さすがに躊躇しませんか?
【補足】岩田さんは2020年に一女のパパになりました

岩田:べつに躊躇はないかな……。ダメになったら、就職して会社員になればいいだけ。いろんな経験を積んでいるから、むしろ今より高給の仕事に就ける自信はありますよ(笑)。

中山:「失敗=リスク」って考えていないっぽいですね。

岩田:成長を止めちゃうのが逆にリスクじゃないですかね。これってすべての人に当てはまることだと思うんですが、自分の市場価値を高く維持できれば、安定すると思います。

独立を考えるキッカケはいつ?どんなふうに?

岩田:新卒入社したベンチャーキャピタル(以下、VC)で、自分が初めて投資させてもらった企業の社長さんの影響が大きいです。当時30歳くらいの方で、仕事ぶりを目の当たりにして、すごいな~って感心していました。

中山:どんな点を感心してたんですか。

岩田:ゼロから仕事を作って、その社長の周りにどんどん人が集まって、その輪が大きくなっていく様子が輝いて見えたというか……純粋に羨ましい気持ちがありました。

中山:それが独立を意識した瞬間?

岩田:独立を決意した決定的な出来事ではなかったですが、考えるきっかけではありましたね。VCって仕事柄、綺羅びやかなオフィスで働く大手企業社員から、ワンルームマンションで起業した吹けば飛ぶような零細企業の社長まで、いろんな境遇の人たちと関わらせてもらうんです。

中山:となると…、いやでも両者を比べてしまいそう。

岩田:前者は高給取りだけど、僕の目には楽しそうには見えなくって。ひるがえって、後者は安月給かもだけど、イキイキと楽しく働いているように映りました。で、自分は後者側に行こうと考えただけです。もちろん、べつに高給取りになりたくないわけではないですけどね(笑)。

ビビリでセンスはないぶん、合理的にコツコツと

中山:岩田さんって、自分の強み、他の経営者と違う部分はどこって自己評価しています?

岩田:僕は基本的に天性のセンスには恵まれていません。いわゆる天才でもないです。だからこそ、出来ない&わからない人の感覚を理解できます。

中山:天賦のカリスマ性は持ち合わせてない、と。

岩田:ないです。コツコツやる派です。

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中山:でも、京都大学卒じゃないですか。世間的には秀才の部類に入りますよ。謙遜のしすぎでは?

岩田:受験勉強は一定の努力でカバーできます。成果を出すのにかかる時間は個人差があるけど、正しく努力すれば誰でも結果は出せます。

中山:じゃあ、ユーティルの事業がきちんと運営できているのは、細かな積み重ねの賜物?

岩田:ええ、きちんとデータを元に正しい方向性でコツコツ継続していけば、きっと伸びていくと思うし、実際そうしてますよ。

経営者とサラリーマン時代での変化

岩田:起業して6年になりますが、生き方や価値観に変化はほぼないですね。

中山:金銭感覚が壊れるとか、金遣いが荒くなったりするとかありません?

岩田:ぜんぜんないです(笑)。物欲がそもそも薄くって、欲しい物がないんですよ…。今持っている一番高価なモノってMacBookだし。

中山:それは仕事道具じゃないですか。私物ではどうなんです?

岩田:テニスが趣味なのでラケットとか?テニスラケットって道具にそんなにピンキリの差がなくて、どんなモノでも2~3万円以内に収まるものなんです。自分が持っているのもそのレベル。

中山:じゃあ、服とか装飾品とかは…?

岩田:スーツにお金をかけた時期もありますが、あくまで仕事のためで、べつにそれが欲しかったわけじゃないです。べつにカッコつけているわけじゃなく、僕は事業を作って、仲間を増やして、会社という仕組みを世の中に残すことが楽しいだけです。物質的な充足はあんまり求めていないですね。

中山:自分が本気を出せることが仕事になっているのは幸せではある。

岩田:高級車を買うお金があったら、別の会社を買って成長させることに使いたい。

中山:それもいいけど、社員への給与として還元もしてくださいね(笑)。

岩田:りょ、了解です!(笑)

自分の性格や価値観がいまの会社経営にどうつながっている?

岩田:貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を見れば、経営者のスタイルや性格が見えるものなんです。投資家が見れば当然わかるし、実際に「岩田さんは堅実派」って言われることもあります。たとえば固定費に対して現預金がどれくらいあるか…のバランスとか。経営者の考え方にもよるので、良し悪しは難しいですが。

中山:ビビリな性格ってことは、保守的な経営になりがちなんですかね?

岩田:会社を守って潰さないとか、ディフェンシブな面においては自信あります。

中山:会社をちゃんと存続させられているって時点で、合格ですよね?

岩田:それだけだとダメだと思ってて、成長のためにはリスクをとらなくちゃいけないこともあります。ベンチャーって「伸びているのが最大の防御」的な側面もありますから。だって、大企業ならまだしも、ベンチャーが現状維持しているって、マズい状況ですからね。

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中山:自転車って速いほうが安定してますが、それに近いかもしれないですね。

岩田:ROIを考えてお金を使うようにはしています。高級オフィス家具は事業成長には直接関係ないから買わないけど、時間を買うために投資する広告費では、目先のCPAは気にしないこともあります。

中山:短期的には損かもしれないけど、かけた以上のリターンが将来見込めるなら、積極的にリスクを取るってことね?

岩田:そういう考え方です。ただ、これまで6年間の経営を振り返ると、「あのときリスクを取っていたら、今以上に成長していたかもな~」と反省したことは何度かありますね~。

中山:じゃあ、その反省をもとに今後はどうしていくんですか?

岩田:積極投資ですね。特に採用。自分だけじゃそんなになんもできないのでドンドン仲間を増やしていきたいです。ユーティルではインサイドセールス、ライター&編集者、カスタマーサクセス等、幅広く募集していますっ!


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